さわやかシソジュース & お手製ゆかりごはん♡【5歳児たいよう組】アイン弘明寺保育園

2021.07.31

アイン弘明寺保育園

5歳児たいよう組では、栽培物3種類のお世話をしています。これまでトマト・エダマメ・シソを収穫し、給食と一緒に提供してもらって美味しく頂きました。

しかしここまで収穫していなかったものが…シソの中でもさらに種類が分かれる「赤シソ」。 今回は赤シソを収穫して、みんなでクッキングをします!

いざ収穫!栄養士の先生は全部で75枚ほど必要だと言ってました。この日の出席は10名、ひとり7枚ずつは取れますね。いっぱいとるぞ~!

と思いきや、エダマメにいたカメムシがまさかのシソにもいて、ちょっと引く子どもたち(笑)。担任も、香草だから虫はそんなに好まないと思っていたのでびっくり…。

何はともあれ、無事に収穫して保育室に帰ってきました。シソの葉、たくさん! 先生たち数名にもお手伝いしてもらって、虫は丁重にご退去いただきました。

そしてクッキングの準備も万端! 子どもたちもエプロン等を装備し…

栄養士の先生とご挨拶をして、いよいよクッキングが始まります。今日のメニューは「シソジュース」と「手作りゆかりごはん」です。がんばろう!オ~~~!

最初に、とれたての赤シソを水できれいに洗います。両面、撫でるように丁寧に…

「どうしたらきれいに洗えたって分かるの?」との質問も。きちんと洗ったら水に沈むんですって。

そして皆で洗った葉を集めて、鍋で煮出します。すると…?

あっ…ちょっとお湯の色が水色っぽく…!?

更に少し経つと、赤シソのあかむらさきのきれいな色がお湯に出てきて、室内もシソのいい香り♡

シソはもうしばらく煮出すので様子を見つつ…

その間に、ゆかりのために必要なごはんを炊きます。やっぱりゆかりといえば、白いごはんが欲しいよね♪

みんなで協力してお米を研ぎます。水を入れて、くるくるかき混ぜて、水を切ります。

最初はまっしろだったとぎ汁が、交替して回を重ねるごとに少しずつ透明に近づいていくね。

お家でもお手伝いしている子もおり、「まかせて」と意気込んだりやや慣れた手つきで研ぐ姿も見られたりと、頼もしさも感じられます。

(その間に赤シソはどうなってるかな~)

さて、研ぎ終えたお米はみんなで炊飯器の中へ…

ちょっとこぼしちゃった…でも拾えば大丈夫。

スイッチオン! おいしく炊けますように!

そして最後は、仕上げの手作りゆかりを作ります。煮出した後の赤シソ、お湯に色が移って青シソみたいになっちゃった。

細かくなるように、すり鉢とすりこ木で擦っていきます。ゴリゴリゴリゴリ…

なかなか細かくならないなぁ…。ドンドン! ん?叩いた方が上手くつぶれていい感じに?

こちらは自分たちで協力の仕方を考えて、3倍の力で擦っています!? 3人寄れば…ですね♪

シソの葉が程よく細かくなったら、フライパンで炒って水気を飛ばしていきます。

木べらで混ぜつつ…焦げないように気を付けて。

そして最後に栄養士の先生が塩で軽く味付けをしてくれました。ここまででクッキングは一旦おしまい、「ありがとうございました!」。

さてさて身支度を整えて、お待ちかねの喫食の時間です。先に給食室で仕上げてもらった、鮮やかなあかむらさきがきれいなジュースも到着! お味は…?

「おいし~~~~~!!」

どんな味…?ちょっとすっぱい!

指の先で少しだけ味見してからにしよっと。

さわやかな甘酸っぱい味にテンションが上がる子も、ちょっと苦手…という子も、きれいな色に「ワインみたい」「ティータイムにしよっと」と知っている物のイメージを重ねる子も。好みは人それぞれではありますが、この味が出来たのもみんなで協力して頑張った成果です。

一方で手作りゆかりごはんは、どんな出来栄え?

ちょっと塩味が薄目だったようで「ごはんの味が濃い!」との食レポも続出していたものの(笑)、もともとゆかりを目標にして栽培に赤シソを選んだ子どもたちだったので、大満足の様子でした♡

もう食べちゃった♪

通りかかった先生たちにもシソジュースを試飲してもらい、子どもたちの方が大興奮(笑)。感想を聞いて嬉しそうにしたり、作り方をよく覚えていて言葉で伝えたりと、達成感や喜びを滲ませる姿も見られました。

収穫時の虫のインパクトに担任は内心(もうやだやりたくない!という流れになるのではと)ハラハラしたのですが、以前から予告していて子どもたちも楽しみにしていた活動だったので、見通しを持って気持ちを切り替え楽しく取り組むことができました。今回のクッキングで収穫から調理までを一連の流れとして体験できたことで栽培~食のつながりを知り、また自分たちで調理したものを食べる・食べてもらう喜びを味わった子どもたち。いつも何気なく口にしているいろいろなもの、口にするまでの工程にも気持ちが向けられるようになると良いなと思います。

 

 

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